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入院なう その14 [入院なう]

深夜にすすり泣くベッド

今日、六人部屋のほとんどが退院し、Sさんと2人になった。そのSさんも今夜は一時帰宅でいない。

それは夜中の3時頃。右隣のカーテンの向こうから、ミシミシという音。えっと思って耳を澄ますと、今度はドンという床を叩くような音。ウワーッこりゃヤバい。病院には亡くなった人の霊がいるんだった。ミシミシ、ドンドン、ゴン。音は少し鳴って消えた。恐ろしいが勇気を奮い起こし、カーテンを勢いよく開けた。ベッドがあるだけだ。

その後も何度か音がする。それもベッドから。布団を被って耳をふさぎ寝た。

朝になり検温に来た看護師さんに恐る恐る尋ねる。「あのー、昨日の夜、そのベッド妙な音がしたんですけど……」看護師曰わく「(さも恐ろしげに)ああ、あなたも聞いたんですね。ベッドのすすり泣き……(一転冷静に)これね、そう言うベッドなのよ。空気が出てるからね。音が時々するのよ」

病院関係者の皆さん。病室に妙な音がするベッドを置くのはいかがなものか。

これがそのすすり泣くベッド



すすり泣きというより、子猫が箱の中であばれているような可愛い音だが、深夜に聞くと結構怖い。

        つづく
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